2024年1月1日午後4時すぎに、石川県能登半島を震源とするマグニチュード7.6 の地震が起こり、石川県をはじめ、富山県、新潟県などにおいて甚大な被害が発生しています。  犠牲となられた方々への哀悼とともに、深くお悔 […]

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令和6年能登半島地震に関する会長声明

  2024年1月1日午後4時すぎに、石川県能登半島を震源とするマグニチュード7.6 の地震が起こり、石川県をはじめ、富山県、新潟県などにおいて甚大な被害が発生しています。

 犠牲となられた方々への哀悼とともに、深くお悔やみを申し上げます。そして今なお地震が続く中、被災されたみなさま、大きな不安を抱えているみなさまに、心よりお見舞い申し上げます。

 発災から2週間が経ち、日を追うごとに被災状況が明らかになってきています。火災や津波が発生した奥能登地域の被害は甚大であり、道路が寸断され今なお孤立している集落もあります。また、介護施設・事業者も大きな被害を受け、業務継続や利用者の安全な避難生活についても困難な状況が続いているといわれています。

 要介護高齢者の他地域への移動、1.5次避難や2次避難がなされているところです。輪島市では中学生が家族から離れて集団で金沢市に移って学習を継続させることも実施されています。このように、被災された方々が、地域で避難を続けるのか、移動するのかについて苦渋の決断を迫られる場面を多くあると伺います。

 被災地域あるいはそこにつながるところで、緊急対応、救援や復旧・復興の支援にかかわる活動にご尽力されている方々も多数おられます。大きな余震に予断が許せない状況にあるなか、厳しい寒さを凌ぎながらの避難生活を思うとき、どうかご無事でありますようにと祈らずにはおられません。

 今の被災地の現状に対して支援策を可能な限り検討していくことはもとより、被災地のニーズやフェーズを把握し、長期的・継続的な視点から学会の果たす役割を考えていきたいと思います。共に生きることについて、福祉教育・ボランティア学習を研究・実践してきた学会として、理事、特任理事、学会員の皆様、学会とつながりのある皆様、そして何よりも被災地のみなさま、被災地で救援・支援に関わる皆様とともに、私たちにできることを考え続けていきたいと思います。

 みなさまの安心・安全と、子ども・家庭・学校・地域のつながりが一日も早く戻ってくることを心よりお祈りいたします。

 

2024年1月16日

日本福祉教育・ボランティア学習学会

会長 野尻 紀恵

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